Sakiko のアメリカ暮らし徒然記:仕事、遊び、文化

6/20/2003

龍山水

Filed under: - admin @ 5:27 pm

Vermont と Olympic が交差するコリアタウンにある韓国料理のレストラン。New York Times だったか LA Times だったか忘れたが、このレストランについてのレビューが載っていたために昨日行ってみた。
パーキングから裏口 (といっても立派な裏口ですが) から店内に入ると、以前韓国で行った宮廷料理のレストランを彷彿させるような佇まい。4畳半〜10畳ほどの大きさの個室が左右にずらっと10以上も並び、店内は賑やかな韓国語が飛び交っている。といっても、仕切られた個室からの声なので、さほど気にはならない。むしろ宴会を心から楽しむ韓国人たちに、こちらまでハッピーな気分になる感じ。
私たちは4畳半ほどの部屋に案内された。座敷ではなく、テーブルと椅子、という形式だ。いざメニューを拝見。金額的には、一人約15ドルから50ドルほどのコースが全部で7コースほど用意されていて、お財布の中身と十分相談しながら会食をできる。もちろん単品料理も揃っているので、少食の人にもよいだろう。

コースには10品以上の料理が含まれている。私たちはお腹のすき具合と相談しながら、$30ほどのコースを注文することに決定。
まずは、アペタイザー的な料理が5品ほど並べられた。野菜と肉のペーストで作られた濃い目のスープ、もやし系のキムチ、春雨のサラダ、キュウリとクラゲのマスタード和え+ピータン、ゴマ系ドレッシングに和えられたレタスとセロリのサラダだ。続いてメインディッシュ系と思われる料理が次々に運ばれる。焼き春雨のようなもの、えびのパジュン (えびの天ぷらのようなものだが、衣がパジュンのようなものでできている)、蒸した豚肉と白菜キムチ、ズキニと白身の魚の天ぷら、スープ (餃子ともち入り)。あまりの量に仰天しながらも食べていると、焼肉 (最初から味がついているもの)とキャベツ1頭大のキムチがさらに並べられた。ご飯ものは、3つのチョイスがあり、普通のご飯とみそ汁の組み合わせ、韓国風こげ飯のお茶漬け、そして冷麺。私は冷麺をいただいた。
お腹いっぱい食べての感想だが、5点満点中3点というところだろうか。残念だったのがほとんどが冷たい料理だったことだ。また、キムチやスープを除いては、味が極めて淡白なことだ。テープルには塩やしょうゆなどの調味料は一切置かれていないため、自分で味の調整はできない。また、焼肉も期待はずれ。家庭で焼肉のタレでも使って作った料理のようだった (すでに味がつけられていたばかりでなく、かなり乾燥しきっていたし、すでにすっかり冷めてしまっていた)。また、フライものがちょっと多過ぎたようにも思う。
米国に住んでいて、北朝鮮風の料理を食べたい、という人にはよいかもしれない。
(お勧め度:★★★☆☆)

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