アディーを出たのは、夕方の 6 時を過ぎていました。夏とはいえ、山の中。そろそろ太陽も沈みはじめ、辺りはほんのり青さを増してきていました。
簡単に夕食をとった私たちは、リパブリックという町まで車を走らせることにしました。リパブリックはアディーから車で 3
時間ほど西に向かったところにある、これもまた小さな小さな町です。
リパブリックに着いたのはすでに 9 時近く。私たちは最初に見つけたホテルに空きがあることを確認すると、チェックイン。足を伸ばして、夜のリパブリックの探検へと出かけることにしました。
町といっても、長さ 200m ほどの 1 本の道の両側に店が 50 軒ほど並んでいるだけの小さな町。バーらしき店が数軒空いていたため、怖そうなバイカーのおじおさんたちが少なめのバーの方へと入ることにしました。
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