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2002年8月4日〜5日
リパブリックからルート20を通り、
ウィドビーアイランドへ

ルート20とノース・キャスケード国立公園

ルート 20 は、ワシントン州を東から西へと横断する景色抜群のルートです。

途中にはかわいらしい町がいくつか点在しています。

また、ルート 20 沿いには、ノース・キャスケード国立公園があり、見晴台がいくつも用意されています。国立公園に入った頃はよかった天気は、途中曇り空へと変わり、最終的には大雨に。あまりの雨に、この国立公園はほとんど素通りのような形で通り過ぎてしまいました。


ルート20 沿いのかわいらしい町。名前は、、、忘れてしまった。。。


ノース・キャスケード国立公園。


国立公園には野生のリスがいっぱい。

ウィドビーアイランド


この地図は MapQuest で表示されたものです。
★マークのところがウィドビーアイランド。


ウィドビーアイランド拡大図。
地図の右下方面の Langley (ラングリー) というところに宿泊。

ウィドビアイランドは、シアトル人の避暑地としても有名な島です。最近では、島に家を建て、船でシアトル方面に通勤する人も多いとか。そのせいで、島自体も混雑してきていますが、それでもどこか避暑地的な雰囲気をまだまだ残す島でもあります。

リパブリックから国立公園を抜け、雨の中をひたすら走ること 5 時間。ようやくウィドビーアイランドへ到着しました。

この日の宿泊は、島の南端に近い Langley (ラングリー) というところに決めていました。ここには、スパで有名なホテルがあります。旅の最後の癒しにしようということで、ちょいとお高めですが、決めてしまいました。

I-20 をひたすら走り、かの有名な Deception Pass を経て、I-525 をさらに南下すること約 1.5 時間。ラングリー(Langley) に着いたのは夕方 6 時を少々回った頃だったでしょうか。


宿泊した The Inn at Langley。
どこかしら和の落ち着きを感じさせる部屋。

7 時間あまり車に座り通しで疲れていた私たちでしたが、The Inn at Langley という宿の部屋のドアを開けたとたん、その疲れは吹っ飛びました。 決して広い部屋ではありませんでしたが、白い壁に木の質感をうまく取り入れ、和の落ち着きを感じさせる部屋。

そして大きな窓の外はバルコニー。そこからは入り江を一望することができます。 そのバルコニーには厚いクッションをのせたベンチがあり、そこでくつろぎながら波の音に耳を傾ければ、日々の喧騒を忘れさせてくれること間違いなし。

また、日本人には欠かせないのがお風呂。ジャクジ付きの大きな湯船からはやはり海を一望できます。窓を全開にして湯船につかれば、ちょっとした露天風呂に入っている気分すら味わえるというものです。過酷なハイキングでつま先がまだ痛んでいた私は、ここに 2 泊することになり興奮を抑えられないほどでした。


バルコニーからは入り江が一望。

バルコニー。この日は天気があいにく悪かったのですが、このソファに座って、波の音に耳を傾ければ、癒し度100%。


ジャクジバスも大きくて快適。アメリカには珍しく、身体を洗う場所も着いています。窓を開ければ波の音が聞こえ、ちょっとした露天の気分を味わえるもの。

興奮も少々おさまると、突然おなかの虫が騒ぎ始め...とにかく町に繰り出し夕食をとることにしました。といっても、ラングリーという町は本当に小さい。レストランの数も 10 件ほど。

宿にあった案内を見ながら、今夜はイタリアンでいくことに決めました。 宿から歩いて 3 分ほどのところにあるそのレストランは、小さな入り口から階段を上がった 2 階に位置し、窓からはメイン通りを見下ろすこともできるこじんまりとしたレストラン。

ガイドブックには「ロマンチックなアンビアンス」とありましたが、それほどロマンチックに感じなかったのは私たちが窓際に座らなかったせいでしょうか。。。まあ、店の雰囲気はともかく、さてお味のほうは。 せっかく海に囲まれたウィッドビーアイランド (Whidbey Island) に来たからにはやっぱりシーフードでしょ、ということで、アペタイザーには貝類を蒸してガーリックでソテーしたものを注文。お皿の底にたまった汁はフランスパンで拭って食べるのも OK。とことんおいしい一皿でした。 メインディッシュにはその日の特別メニューだったサーモンを注文。

そして、料理といっしょに地元でつくられているワインをいただきました。どれも美味で、とっても満足。 夕食のあとは待望のお風呂にゆっくりと浸かり、11 時頃には睡魔に襲われそのまま床についてしまいました。


宿泊したホテル。木を基調にした落ち着いた廊下。

次の朝、宿にある家庭的なダイニングルームで朝食をとった私たちは、また町に繰り出しました。 太陽が降り注ぐ町の光景は、昨晩のものとはちょっと異なっていました。雰囲気的には、ヨーロッパの田舎町、といった感じでしょうか。 観光客でそれなりの賑わいを見せていたメイン通りには、色とりどりの花が飾られ、アンティークショップやかわいらしいブティックやカフェが建ち並んでいます。 私たちは片っ端からお店に入り、本屋では立ち読みすること 45 分ほど。それでも店員さんは快く対応してくださいました。やさしい! ブラブラ散歩をしながら店を見て回って 2, 3 時間は楽しめます



道を飾る色とりどりの花。

町で午前中をつぶした私たちは、昨晩呑んだ地元のワインを作っているワイナリー Whidbey Island Winery へ午後から行くことにしました。 ワイナリーでは各種ワインのテースティングを楽しめます。地元のワインということでしたが、そこで栽培している葡萄だけでなく、各地から取り寄せた葡萄も使っているとのこと。

また、葡萄だけでなく、Rhubarb (大黄の葉柄) から作ったワインなどもありました。 私たちは 10 杯ほどテースティングワインをいただき ^^;、その中で気に入ったワイン Madeleine Angevine (白ワイン) と Syrah (赤ワイン) の 2 本をゲット!

その後、ワインを浄化するために、最寄の Gym で一汗流し、夕食の時間まで宿で湯船に浸かり、ゆっくりとくつろぎました。

 

夕食は、昨晩とは違うところを試してみよう、ということで、ホテルから歩いて 10 分ほどのところにあるレストランに挑戦。 メニューのいくつかは昨晩のレストランと同じ。これってつまりはこの島の名物なのかも、と思い、トマトベースのシーフードビスクのようなものを注文 (名前を忘れてしまいました ^^;)。これも絶品でした。  

レストランを出た頃には空も暗くなっていました。本当は海辺を歩いて宿まで帰りたかったのですが、とことん冷え込んで風が強かったため、その計画は断念。 メイン通りを戻り宿に戻り、冷え切った体を温めるためにまたまた入浴。飽きないんですねー、これが :-) お風呂のせいか、その日もぐっすり眠ることができました。


ラングリーのメイン通りで。

次の朝、朝食を簡単に済ませ、恒例の入浴。1時間ちょっとゆっくりと入浴し、疲れを思いっきりとった私たちは帰り支度をはじめました。今日で長い旅も終わり。

宿をチェックアウトし、I-525 でウィッドビーアイランド最南端にあるクリントン (Clinton) へ。 クリントンからは本土ワシントン州のマキルテオ (Mukilteo) に向かうフェリーが約 30 分おきごとに出ています。

その日シアトルから 3:30 頃の飛行機でロサンジェルスに戻ることになっていた私たちは、少々遅れ気味の出発でかなり焦りながらフェリーまで車をとばしました。 ぎりぎりセーフで正午発のフェリーに間に合い、車ごとフェリーに。 フェリーはものの 20 分ほどで本土に到着。あっという間でした。このフェリーで通勤する人も多いとか。嵐だったらどうするんでしょう。。。

無事に本土に車を下ろした私たちは、I-526 から I-5 に入り、そのままシアトルの空港へ。約 2 週間におよぶ旅の思い出に浸りながら、ロサンジェルス行きの飛行機を待ちました。

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