by petasphere.com

[West Hollywood 便り] [アメリカ徒然日記] [いろいろ旅行記] [Home]


2001年1月22日 ロサンジェルス発 2001年1月23日 ロンドン着、そしてマドリッドへ

ロサンジェルスから午後7時の便でイギリスのヒスロー航空へと発つ。旅の終点はヒスローではない。ヒスローを経由して最終目的地スペインへと進むのだ。
ヒスローに到着したのはすでに 1/23 の午後。2時間ほど待ってマドリッド行きの飛行機に乗る。2時間少々でマドリッドに到着した。すでにあたりは暗く、税関を抜けた頃には夜の9時を回っていた。
友人のそのまた友人であるスペイン人夫婦の出迎えを受け、予約を入れておいてもらったホテルへと快適な車で向かう。小雨の中をしばらく車に揺られ、ホテルへと到着。古いほうの街の中央に位置するホテルは、これまた歴史を感じさせられる佇まいだ。まずはチェックインをすませ、荷物を部屋まで運んでもらう。知人夫妻はその間ロビーで待っていてくれた。そう、スペインの夜は長い。夜の9時半とか10時はスペインではまだまだ宵の口なのである。これから夜のマドリッドに繰り出すのだ。
シャワーも浴びず、着替えもせずに、ロビーで待っていてくれる知人夫妻と夜の街へいざ出発。すでにレストランの予約を入れておいてくれたようで、歩いて10分ほどのところにある老舗へと直行した。政界人が昔から訪れる由緒あるレストランなのだそうだ。
おなかは例のごとくすいていた。まず、タパス的なアペタイザーを4品ほど4人で取り分けた。中でも度肝を抜くほどおいしかったのは、きのこ類のソテー。何ともいえないあっさりとしてクリーミーな深い味わいのソテーだった。淡白な味付けも気に入った理由のひとつだった。メインディッシュはそれぞれ好きなものを注文した。最初のスペインで何が何だか分からない私は、とりあえずヤマウズラのシチューのようなものを注文した。トマトベースのなめらかな舌ざわりのシュチューには、ヤマウズラのやわらかい肉のほかに、多種の野菜が入っていた。日本では考えられないような量のメインデュッシュだ。当然食べきることはできない。が、最後のデザートは欠かさない。甘いものが苦手な私も、これには唸った。バニラアイスクリームのスフレだった。全体的にかなり甘味を抑え、表面を軽く焼いたスフレの暖かさと、冷たいアイスクリームとが何ともいえないハーモニーをかもし出していた。
おいしい夕食をたらふく食べた後は、街の見物がてら少々遠回りをしてホテルに戻った。深夜をとうに過ぎていた。冷たくなった体をほぐすために、大きなジャグジ風呂に湯を張って入った。床についたのは、何と朝の2時半だった。

[スペイン メインに戻る]

 

 

Last Update : 2002-12-30