6 時頃目が覚めた私は例のごとくまた風呂に入り、本を読み、ゆっくりと時間をかけてスペイン最後の朝を過ごした。ホテルの朝食は8時から、ということで、仕方なく朝食抜きだ。支度を整え、車で昨日と同じ道をセビーリャに向けて走る。朝早くに走っている車は少ない。すいすいと
30 分もしないうちにセビーリャの駅へと到着した。レンタカー屋とちょいとしたいざこざがあったものの、駅ではコーヒーをいただく時間の余裕さえあった。
マドリッドから乗ったのと同じ AVE に乗る。今度はマドリッドに戻るために。電車はゆっくりと進む。窓に流れる景色を見ながら、私はアンデルシアで過ごしたほんの
4 日間のたくさんの新しい体験を頭の中で回想した。
そして、その 6 時間後、私たちはアメリカ行きに飛行機の中にいた。
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